女の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるお節句(三月三日のひな祭り)を、初節句と言ってお祝いします。生まれたばかりの赤ちゃんが、健やかに育ちますように願いを込めてお祝いする行事で、江戸時代から続いているならわしです。
その際、飾る雛人形は、その子の成長を願うお守りです。一人の女の子に一飾りが基本となります。お祖母ちゃんやお母さんの立派な雛人形があっても其々の雛人形であって、お孫さんやお子様の雛人形ではありません。ご自分の雛人形は大切に保管して、毎年飾ってあげて下さい。また、雛人形の使い回しは、縁起も良くないとされています。その子の雛人形を贈ってあげましょう。